瑠璃光院 白蓮華堂
12月, 2015年
2015年12月13日
和讃のひかり 釈迦の教法おおけれど 「釈迦の教法おおけれど 天親菩薩ねんごろに 煩悩成就のわれらには 弥陀の弘誓をすすめしむ・・親鸞聖人(願生偈) 如来の微妙の声 梵の響き 十方に聞こゆ・・天親菩薩(浄土論)」 本日の日曜仏教礼拝では、 「七高僧第二祖天親菩薩」のお話と 報恩講というご法要についてのお話がありました。 日曜仏教礼拝は 09:30~ 礼拝 10:00~ 仏教法話 10:30~ 坐禅または写経 11:00~ 茶話会 というスケジュールで開催しております。 どなたでもご参加いただける催しでございますので、 お気軽にご参加ください。 なお2015年の日曜仏教礼拝は12月20日(日)が最終となります。 2016年の日曜仏教礼拝は1月10日(日)からとなります。 お気をつけくださいませ。
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2015年12月09日
12月に入り、寒さをより身にしみて感じるようになりました。
空気が乾燥していて、風邪をひきやすい季節です。
日ごとに厳しくなっていく寒さに備えるための冬のお風呂といえば、柚子湯です!
昼が短く、夜が長くなる冬至まで、あと2週間。 冬至に柚子湯に入ると、「一年中風邪をひかない」という言い伝えがあるそうです。
なぜ冬至に柚子湯なのかというと、「冬至」に「湯治」がかけられていて、 また、「柚子」だけに「融通が利くように」という願いがこめられているそうです。
湯冷めをしない驚きの保温効果がある柚子湯で身体を芯から温めて、 風邪予防をしたいものです。
お寺の中は特に足元が冷えますので、ご参拝やご見学には、 温かい服装でお越しください。
皆さまのご来院を心よりお待ちいたしております。 |
2015年12月07日
和讃のひかり 弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり 浄土和讃 讃阿弥陀仏偈讃
一 曇鸞和尚 『親鸞和讃』の最初に出てくる和讃で、七高僧の三番目曇鸞和尚の 「讃阿弥陀仏偈」という仏教詩の内容を紹介した和讃。 曇鸞和尚は中国北魏時代(五、六世紀)の人。 幼いころから病弱で、「仏教を学ぶためには先ず長命でなければならない」と考え、 不老長寿の道を求めて仙人の修行をした。 長寿の法をマスターして故郷へ帰る途中、北インドから来た菩提流支という三蔵法師に遇って、 「長寿の法を身に着けても生死の輪廻を脱することは出来ない(さとりは開けない)」と諭され、 「観無量寿経」を与えられ、その場で仙経(仙術の虎の巻)を焼き捨てた。 「親鸞」の名前は、二番目の天親菩薩の「親」と三番目の曇鸞和尚の「鸞」といわれる。
二 和讃の意味 「阿弥陀如来が私たち衆生を救おうと長い間考え、修行を重ねて仏に成ってから、 もうすでに十劫(劫とは)という長い年月が経っている。 阿弥陀如来が皆を救うために放っている光明(慈悲と智慧の光)は限界がなく いつまでもどこまでも照らし続けており、煩悩で眼が曇って正しくモノを見ることが できなくなっている私たち(盲冥)を守って下さっている」。
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