2016年03月06日
和讃のひかり 三途苦難ながくとぢ
三途苦難ながくとぢ
但有(たんぬ)自然快楽音(じねんけらくおん)
このゆへ安楽となづけたり
無極尊(むごくそん)を帰命せよ
(浄土和讃・讃阿弥陀佛偈和讃)
(1)意訳
お浄土には三悪道の苦しみなど微塵もなく、
ただ流れる池の水音も、自然の音楽そのものに聞こえてくる。
ゆえにここを安楽浄土という。
このような徳を、あたえてくださる阿弥陀仏を、
どうして帰命せずにいられよう。
(2)文意
浄土の宝池の徳を讃嘆したもの。
宝池には自然の音楽が奏でられていることを讃じたもの。
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