瑠璃光院 白蓮華堂
日曜仏教礼拝(7月26日・鈴木先生)
2015-07-27
和讃のひかり
生死の苦海ほとりなし
ひさしくしずめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ
のせてかならずわたしける
高僧和讃
※意味
生死の苦海
何事も自分の思いどおりにならない、
身体的にも精神的にも、苦しみが絶えず、しかも其の苦が
次から次へとさまざまな形で押し寄せてくる娑婆世界のこと。
弘誓
本願と同じ意味。苦の中に沈みきっているわれわれを、
本願の船がすべて平等に乗せて、迷いのこちらの岸から
さとりの彼岸まで渡していただくことができるのだと例えられているのです。
逆境を生かす智慧
人生には様々な悪縁や煩悩などによる障害や挫折はつきものです。
ただその苦悩を空しい繰り言の材料として終わらせてしまうのか、
それともその苦難を、人生をこえた真実を味わい確認する機縁となるように
生かしていけるかが人生の分かれ目となるのです。