瑠璃光院 白蓮華堂
日曜仏教礼拝(8月23日・岡村先生)
2015-08-24
正信偈の解説(正信念仏偈)
※釈迦のみ心
如来所以興出世(如来世に興出したもうゆえんは)
唯説弥陀本願海(ただ弥陀の本願海をとかんとなり)
五濁悪時群生界(五濁悪時の群生界)
応信如来如実言(応に如来如実の言葉を信ずべし)
※信心の利益
能発一念喜愛心(よく一念喜愛の心を発せば)
不断煩悩得涅槃(煩悩を断ぜずして涅槃を得る)
凡聖逆謗斉廻入(凡・聖・逆・謗斉しく廻入すれば)
如衆水入海一味(衆水の海に入りて一味なるが如し)
摂取心光常照護(摂取の心光は常に照護したもう)
現代語訳
念仏を正信する偈(詩)
※釈迦のみ心
そもそもお釈迦さまがこの世にお生まれになったそのわけは、
ただひたすら海のように深くて広い、阿弥陀仏の本願を
私たちに伝えるためでした。
我欲の濁りに満ち、見通しのきかない時代に生きる私たち、
是非ともお釈迦様の、真実の言葉を信じましょう。
※信心の利益
お釈迦様の教えを聞き、阿弥陀仏の大悲を信じ喜ぶ心が開けてきたら
煩い悩む身が障りともならないで、その煩悩が、
まことへの目覚めの糧となるのです。
愚かな人、賢い人、人の道を外す人、仏法を謗る人もみな、本願の教えを信ずれば、
さまざまな川の水も、大海に入って同じ海水になるように、
大きないのちに溶け合うのです。
また、み仏の大悲の光は、常に念仏の人を照らし、護っておられます。
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