瑠璃光院 白蓮華堂
日曜仏教礼拝(11月15日・岡村先生)
2015-11-15
正信偈の解説
原文・現代語訳
(正信念仏偈)
念仏を正信する偈(詩)
*第一祖龍樹菩薩の教え(依経段)
釈迦如来楞伽山
(かってお釈迦様が、楞伽山で説法されていた時)
為衆告命南天竺
(人々に告げられました。わたしが亡きあと南インドに、)
龍樹大士出於世
(龍樹という仏法を極めた偉大な人が現れて)
悉能摧破有無見
(それまでのせまくかたよった考えを打ち破り、)
宣説大乗無上法
(すべての人が救われるこの上なき教えを説き弘め、)
証歓喜地生安楽
(菩薩自らも豊かな歓びと大きな安らぎを得てさとりの国に至るであろうと述べられました。)
顕示難行陸路苦
(龍樹菩薩は悟りに至るには、自分の力で歩むことは、険しい陸路を行くように苦しく)
信楽易行水道楽
(阿弥陀仏の救いにあずかることは、ちょうど水上を船に乗って渡るように、易しく楽しい道であると示された。)
憶念弥陀仏本願
(阿弥陀仏の願いを心に深く刻み込んで忘れないならば、)
自然即時入必定
(その時に、本願力のはたらきで、再び迷いの世界に戻ることのない身になるのです。)
唯能常称如来号
(この上は、ただ常に阿弥陀仏のみ名を称えつつ)
応報大悲弘誓願
(大悲の広大なご恩に感謝しましょう、と龍樹菩薩は教えられた。)