瑠璃光院 白蓮華堂
『イチョウ』
2015-10-14
風情のない話ですが、くしゃみが出始めると秋を感じます。
秋花粉。苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。
このブタクサの花粉との激しい攻防戦を繰り広げるようになって以降、私の中の秋の認識はすっかり花粉に浸食されてしまいました。
ただそれでも、気温は心地よく、色づいた景色の美しい秋は、好きな季節であることに違いありません。マスクは欠かせませんが。
しかし今年は気温の変化が急で、秋の始まりの一番心地よい気温の頃は短そうだなと感じています。
さて、見頃は11月半ばになるでしょうが、そろそろ木々の葉がだんだんと色づき始めるのではないでしょうか。紅葉も良いですが、イチョウの色づきも美しい景色です。
私は勝手なイメージでイチョウの葉と幹の色彩にヨーロッパ的な雰囲気を強く感じていたのですが、イチョウ自体は中国原産の針葉樹であり、なんと絶滅危惧種。繁殖力が強く人為的に広く栽培・植樹されていますが、氷河期にその種の多くが絶滅してしまい、現存するイチョウ網はこの一種のみとの事。
物心ついた頃から当たり前に目にしていた木々がまさか絶滅危惧種に指定されているとは驚きでした。
秋だけの鮮やかな黄色い絨毯。
これからもずっと当たり前に秋の代名詞の一つとしてあり続けて欲しいですね。
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