瑠璃光院 白蓮華堂
『菊』
2015-07-29
はや大暑を迎え、暑さもいっそう厳しくなってまいりました。
今回は季節柄お盆のお花、「菊」について綴りたいと思います。
お盆のお花は一般的に菊の花などがメインですが、
そもそも何故、菊の花なのかをご紹介します。
菊の花は、天皇家の菊花紋として崇高なイメージを持ち、
古く平安時代から薬草や観賞用との花としてもなじみのある花です。
日本人に長い間親しまれてきた菊の花が、
仏花として自然と多く使われるようになったと言われています。
また、花が長持ちで、枯れるときも花びらがあまり散らないことも、
仏花として選ばれやすい理由だと言えましょう。
また、新盆(にいぼん・しんぼん)では特に丁寧に法要を行うため、
白い花のみを使用することが多いので、
そのような意味でも菊がより使われたのかもしれませんね。
お墓参りでご実家に帰省するご家族も多いことでしょう。
お子様方にご先祖様に寄り添う心を教え伝え、
素敵な時間を過ごされますようお祈り致します。
←「日曜仏教礼拝(7月26日・鈴木先生)」前の記事へ 次の記事へ「『第3回昼活のお知らせ』」→