瑠璃光院 白蓮華堂
日曜仏教礼拝(11月22日・鈴木先生)
2015-11-23
願力不思議の信心 (現世を生きる)
願力不思議の信心は
大菩提心なりければ
天地にみてる悪鬼神
みなことごとくおそるなり 現世利益和讃
意味
阿弥陀様の本願は、私たちの思いを超えたものであり、
信心が起こるのも、同じく、思いをこえたはたらきによるもの、
すなわち「他力」によるものであります。
そのわれわれの思いを超えた仏さまの本願の力、
つまり「願力不思議」によって私どもの心に起こされた信心は
「大菩提心」なのであるとしている。
大菩提心とは、仏さまからいただいた菩提心(悟りを求める心)だから
「大」がついているとしています。
自力の菩提心に対して、仏さまからいただいているので、
決してなくなることがないという意味です。
このように仏さまからいただいた悟りを求める心なので、
天地に満ち満ちて仏法を妨げようとしている悪鬼神たちは、
みなことごとく恐れをなして立ち退いてしまうというのです。